月、火曜日と松山の愛媛県在宅介護研修センターで
「フットケア」の研修を受けてきました。
このセンターでは毎月いろいろな研修が開催されています。
私は初めての参加です。
利用者の方のほとんどが何らかの足のトラブルを持っています。
爪白癬(爪の水虫)やむくみ、痛みや変形…状態は様々です。
以前、ボランティアで施設を回ってフットケアを実施しているグループの活動を
雑誌で読んだことがあります。
爪白癬がみるみる治っていく様子に驚きました。
その際に爪切りの仕方などをネットや本を参考に調べて実践してますが
一度きちんと学んでみたいと思っていたので
希望して研修に参加させてもらいました。
10年ほど続けてきた講座も今回が最後だそうです。
タイミングが良かったです
聖カタ大の先生が講師だったんですが、とてもわかりやすく丁寧な指導でさすが大学となると違うなぁ~と。
受講者は看護師や相談員、デイケア、グループホームなどの方で特養からの参加は私だけでした。
というのも、「フットケア」は『予防介護』として注目されていて
足のトラブルの軽減が転倒防止に繋がると言われているんです。
で、どちらかというと居宅介護系の方が多いんでしょうね。
高齢者の死因
1位:癌 2位:心疾患 3位:脳血管疾患
要介護状態になる要因
1位:脳血管疾患 2位:高齢による衰弱 3位:転倒骨折そうなんです!死因と要介護になる要因は一致してないんですよ。
なんと、転倒による骨折が第3位なんです。
そう、
こけなければ要介護者が減るってことなのです。
足にタコや魚の目が出来ると健常者の私たちでも歩けないし、歩きたくなくなりますよね。
巻き爪なんて痛いのなんの…
(私も1年ほど前に靴が履けなくて困った
です)
足の裏が硬いと、今どんな状態の地面を歩いているのか感覚も鈍ります。
そして、厄介なのが浮腫み。痛みを伴うと歩きづらくなります。
2006年の介護保険の改正で
「運動器機能の向上」「栄養改善」「口腔機能の向上」「アクティビティ」が
介護報酬として計算されることになりましたが、
その際に「フットケア」も運動機能に入るや入らないや…言われたそうです。
ですからその頃はケアに組み込んだり、受講生も多かったそうです。
しかしながら、フットケアは報酬対象にならないことになったとか…
フットケアの必要性はある程度理解はしてても
そこに費やす時間的な余裕がないのが現状です。
介護報酬の対象であれば人員を増やしての実施を検討できるかもしれないけど
そうでないとなかなか難しいのかもしれません。
今回、研修を受けて一連の流れやポイントを学ぶことが出来たので
業務の合間に少しずつでも取り入れていければと思っています。
がっつり実施できる時間はないと思いますが
同じ触れるにしても、知らないのと知っているのとでは大きく違いますしね。
まぁ、見よう見まねのド素人なので出来ることは限られますけど
将来的に地域包括ケアに携わりたいという希望があるので
まぁ、その勉強の一つです。
以前、口腔ケアの講演に参加させてもらったので…次は「栄養改善」関係の研修を受けてみたいな。
本当はもっといろいろな研修に参加したいけどなかなか難しいです。。。
ボチボチ、目標に向けてがんばろう~。
と、学んできたフットケアですが、
昨夜は母上、今朝は息子kunに実施しました。
「気持ちいい」と感じてもらうことが一番大事だという先生の言葉を思い出しながら
優しくね
と、研修センターはとてもきれいで中庭とかもあっていいところでした。
桜はまだ1分咲きぐらいでしたぁ~。
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